Kさんの場合、挫折するたびに必ず「高校時代にひどいいじめを受けた。私がこんなに弱くなったのも、あの時の仕打ちのお陰だ」と考えるわけだから、すべての責任を過去の体験に結びつけるという点で、典型的な外罰反応なのです。
つまり何があっても、原因を過去に帰属させているわけです。
もっと言えば、「過去のお陰で、こうなった。だから私に責任はない」と、無意識に主張しているのです。
ここで「無意識に」と言ったが、ここのところもポイントだ。
Kさんは自分の「帰属パターン」を自覚してはいない。
自覚していないからこそ、それを変えようとしないのです。
しかし深層の心理ではちゃんとそこのところをわかっていて、その点を他者から指摘されるのを非常に恐れています。
「自覚していない」のではなく、「自覚したくない」と言った方が正確でしょう。
ここに触れられると、痛いところに触れられたことになって、怒りが出てきたり、突発的な行動に及ぶ可能性すらあります。